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他社の事例に学べ!深堀り、成功EC事例インタビュー

「完全成果報酬型のEC運営サービス」という新しいサービスで市場参入を果たしたLRM社

「初期費用・月額固定費無料の完全成果報酬型EC運営サービス」。
ECサイトの製作や運営代行はもとより、SEOを含めたマーケティングやモバイルサイトの構築まで全てを無料で行い、売上額に応じた成果報酬費用を収益としてサービスを展開する「ECエージェント」。
先月15日にリリースをされ、これまでなかったこのサービスで業界参入を果たしたLRM株式会社。成果報酬費のみで収益を上げるその戦略の本質とは!?


LRM株式会社代表取締役 幸松氏
LRM株式会社
代表取締役
幸松 哲也 氏



■目指すのは、「良い商品を持つ企業」と「WEBのノウハウを持つ企業」が、パートナーとしてECサイトを創りあげること
3月2日、あるECサイトが立ち上がった。
脂肪燃焼ボディオイル「パーツスリムドットコム(http://www.parts-slim.com/)」。
一見すると通常のECサイトであるが、サイト運営企業として表示をされているグローバルデベロッパーズジャパン社(以下GDJ社)とは別に、「powered by EC-AGENT」という文字の記載がある。
実はこのサイト、GDJ社は商材を提供しているのみで、サイトの製作や運営業務に関して基本的には関与をしておらず、サイト製作費用も実質負担をしていない。
基本的な運営業務や製作業務を行なっているのは、ECエージェントというサービスを提供するLRM社。
同社は、ECサイトの製作費用や、通常のサイト運営業務、SEOなどを含む広告・販促費用の負担を行ない、ECサイトの売上高の応じた成果報酬費用を商品提供している会社から受け取る形で収益を得ている。
商品提供会社は、商品説明テキストや商品の撮影などの原稿の準備や、商品発送業務など本来のメイン業務に集中することができる。
LRM社が目指すのは、「良い商品を持っている企業(店舗側)」と「WEBのノウハウを持っている企業(LRM社)」が役割分担を行い、パートナーシップを組んでいくというモデルだ。
「大阪で仕事をしていく中で、大金を掛けてWEBサイトを製作したがうまく機能せず、WEBに投資を行うことに対して悲観的になっている企業が非常に多かったんですよね。特にリアルではうまく商売を行っていて、WEBに販路を広げればより収益化できるのに、それをしない店舗や企業が多かった。であれば、WEBのノウハウを持つ僕らがWEB事業に対して結果を出せるサービスをやれればいいんじゃないかと思ったのがきっかけです。まぁ、単純にもっと儲けられるのにもったいないなぁと思ったんですよね(笑)。」とサービス開始の背景を話すのは、同社代表取締役を務める幸松氏。

上記ようなことを背景にサービスを開始した同社が特にこだわるのは、「成果報酬」というキーワードだ。
もともとWEB制作事業やSEOの事業でWEBマーケティングの支援を行ってきた同社。しかしながら、ただサイトを製作してもクライアント企業に収益が入るわけではなく、SEOで上位表示をされたからクライアント企業に収益が入るわけでもない、当然のことであるが、商品が売れて初めて収益が入り、そこに対して直接の責任を持たずにサービスを行うことに歯がゆさを感じていた。
そこで、収益に対して結果を約束するサービスを行いたいと考え、始めたのが完全成果報酬型EC運営サービス「ECエージェント」であるという。
同サービスであれば経営の根幹である「売上」に対して成果報酬でサービスを行なうことができ、真の意味でWINWINの関係になれると話す。

■サービスリリースから2週間ほどで10社以上。 EC事業立上げのニーズは相当に高い

リリースから約3週間ほどであるが、11社の企業から問い合わせがあり、既に6社と前向きに話が進んでいるという。
「現在はアパレル・花・美用品・食品・コスメなどばらばらな商材を持っている企業さんから連絡をいただいています。地元で有名なネギ焼屋など凄く面白い商材をお持ちの企業さんも多く、サービス開始に話を進めている企業さんがほとんどです」と話す同氏。
サービスを開始してみると市場からのニーズは強く、やはり地方の店舗などでWEBに販路を見つけたいが実行できない企業が多かったことを感じた。
同社のビジネスモデルには、ECサイトとして成功させることが前提としてあるため、そのための商材選びは非常に重要な要素となってくる。そういった意味では、何かに特化した商品は強く、既にこのネギ焼屋のように既に地元で売れている商材の販路をWEBで作るようなものは積極的に行っていきたい商材であり、WEBに販路を見出す価値がある。

現在同社では、WEBでの決定や購入が難しい高級品や、薄利多売で運営負担が重くなる単価の安い商材など特定のものを抜かせば、商品に対する思いや本サービスに取り組む姿勢を最も重要な判断材料にしている。
単純に売る販路を拡大するのみなので、商材を提供する企業と一緒に育てていく仕組みづくりが大切であるため、そのために一緒に協力をしてくパートナーとしての取り組みが出来る企業を探しているという。
そうしてまずは、色々なサイトを行い、その後何かの業種や業態に専門特化するなどの可能性を考えていくのはその後のこととのこと。


■これからECを立ち上げるなら「何かに特化したサイト」
EC事業での成功が必達となる同社に、今後ECサイトで成功する商材に関して伺うと、真っ先に返答をしたのは「WEB独自の長所を活かせるサイト」と「特化しているサイト」であるという。
「例えば先日ニュースで話題になっていたものに『男性向けブラジャー』のECサイトというものがありました。非常にニッチな市場ですが、一部の消費者にニーズがあったので、非常に強いサイトだなぁとある意味感心しました。他に競合企業がいないためWEBの欠点である価格比較をされたりしない点がまず強いですし、店舗では購入しづらい商品を提供するというWEBならではの特性を活かして商品を提供できる点もうまいと思います。
大手であれば、アマゾンやケンコーコム社のように量を追って伸びている企業が多々ありますが、やはり現状は資本が少ない企業が多いので、それであれば何かに特化したサイトが今は強いと思います」と話す幸松氏。
先ほどのネギ焼の商材が強いというのも、そこでしか扱えない商品であるため、比較されづらく、価格競争にも陥らない、さらに気に入った場合にはそのサイトでしか購入できないというリピート性があるためだ。

■4ヶ月で50サイトの立上げを目標
今後、WEB事業ではECエージェントに今期は注力して、サイト数で7月まで50サイトの運営を目指すという。
オークションでの販売、モール出展、独自ドメイン、広告手法などは商品の特性やターゲットなどによって変更し徐々に徐々にサービスを拡大して成功パターンをつかむ。
まだサービスを開始したばかりであり、今後大きく事業を拡大させる同社。
FindStar通販・ECとしても注目して動向を追っていきたい企業だ。

掲載日: 2009年3月24日