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他社の事例に学べ!深堀り、成功EC事例インタビュー

商品点数1万5000点、運営サイト10サイト、複雑を極めるストラップ販売で、年商23億を達成するStrapyaNextのEC戦略


同社運営サイト:ストラップヤ(http://www.strapya.com/)
 ◆連載 第1回
   【1997年、EC黎明期に参入し、勝ち上がってきたStrapyaNextの立上げ】


■ストラップの販売で年商23億円。 前年比1.5倍で伸びる卸販売事業
―まずは御社の現状を聞かせてください。
 現在の売上げはどれくらいなのでしょうか?


1997年に設立し、2000年からは常に増収を続け、前期で17億5000万円、今期は予測で23億円程を見込んでいます。

―前年比約135%ですか、凄い伸びですね。
 メイン事業は、EC事業になるのですか?


そうですね、ネット通販・卸販売・システム販売の3つ事業を行っているのですが、
売上げ規模で言うと、システムはまだ昨年始めたばかりの事業で、卸販売が5億円ほど、
メインは圧倒的に小売事業になります。
ただ、伸び率でいうと、卸事業のほうが伸びており、前年比150%ほどで伸びています。

―小売事業に関しては、色々な商材・サイトを運営されていますが、
 やはりストラップの売上が多いのでしょうか?


そうですね、まず商材に関しては、携帯電話のストラップ、ジュエリー(宝飾品)、雑貨の3種類を販売しておりまして、売上げ規模では圧倒的にストラップの販売が多いですね。

ちなみにサイト別では、楽天市場の店舗がもっとも売り上げが高く、
Yahoo!ショッピングと独自ドメインサイトが同じくらいの規模です。


■ネットの成長性、海外市場への参入の可能性を感じ、
学生時代からネット販売事業を行ってきた樋口氏の起業背景

―そもそもEC事業立ち上げのきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

もともとのきっかけは、97年に天然石のネット通販を開始したことですね。
当時僕は大学3年生でした。

―在学中に事業開始ですか。
 そもそも卒業後は独立したいという想いがあったのですか?


僕が高校を卒業したのが95年で、丁度Windows 95が出たときでした。
大学受験の小論文対策としてマーシャル・マクルーハン(Herbert Marshall McLuhan)などのメディア・IT関連の論文を読んでいて、ネットの将来性、成長性、に対し夢を抱いていました。

初めは色々とビジネスモデルを考えていたのですが、ネットで小売業を行うということに落ち着き、それから何の商材を販売するか悩んでいました。

そんなときに沖縄に旅行に行き、天然石でオーダーメイドの商品を作って
路面で販売している人がいて、その価格の安さに驚き、最初の商材に選びスタートしました。

―仕入原価の安さが決め手だったのですか?

そうですね、仕入れが安ければ、売り値も安くできる。水晶のブレスレット等が、法外な価格で販売されていたので、適正価格で売り出せば売れると考えました。

あとはネット=世界市場ということを考えていたので、
天然石であれば、東洋的なイメージが強いので、日本から欧米にも販売できるだろうと考え、世界に販売する事を構想しスタートしました。

-ビジネスを開始した97年はまだECの市場は黎明期ですよね。
 Amazonもまだ日本に上陸していない頃にECに参入したそのヨミはさすがですね。
 当時でどれくらい販売されていたのですか?


正確には覚えていませんが、半年で100万円くらいの売上げだったと思います。
サイトの構築はホームページビルダーを使って、顧客管理はエクセルで管理するというような形で、全部の作業を自分で行って運営していました。

-天然石の販売から、携帯ストラップの販売に変わるきっかけは?

自分で天然石をブレスレットやネックレスに加工して販売をしていたのですが、
その中で作った携帯ストラップが良く売れたので、そこに特化して販売を開始したのがきっかけですね。

商品をストラップに決めた後、次の商品企画を考える際に街で聞いて歩いて回ったら、
花をつければいいという意見を聞いて、
それで造花のハイビスカスを東急ハンズかどこかで買ってつけたんです。
そしたらそれが大きく当たって、そこから一度はメーカーをやっていました。

そうしてある時点で一度メーカー業がうまくいかなくなり、
これから何をしていくかを真剣に考えたときに、
ネットで携帯電話のストラップの販売をしようというところに落ち着きました。

-「ストラップ」という単価の低い商品に対しての不安はなかったのでしょうか

周りからは大きく反対されました(笑)
そもそもストラップに市場があるのかどうか、
商材単価の低さやリピート性の少なさなど色々指摘を受けました。
ただ、そこはそれまでやってきて売れていた実感と、
後述するシステムなどで対策を行なっていきたいという思いがあり、踏み切りました。


■年商17.5億円までの軌跡
―現在の売上規模になるまでの成長過程はどのようなものだったのでしょうか

最初に、ビジネスモデル。そこに、スタッフの熱意、やる気が加わわり、お陰さまで右肩上がりを続けています。
成長は、日々地道に必要な事を毎日コツコツやる事が大切かと思います。
毎日コツコツと、仕入~商品掲載~販促、顧客対応、バックオフィスの改善を続け、取り扱いアイテム数を増やしお客様の層を広げる事により、自然と売上げは増えていきました。
それに加え、サイト数を増やすことにより新しいお客様の層にも買って頂き、
更にメーカー的機能を強め商品の開発を行ない、そこからその卸販売を行う、ということも進めて参りました。

あとは、以前はメルマガ会員の増加ということにも力を入れていました。
現在47万人のメルマガ会員おりますが、
この会員募集に広告費をかけて集客を行っていました。

当時はまだまだメルマガが読まれ、クリックされていたので、
その当時はかなり効果的な広告手段でした。

ただ最近はメルマガが読まれなくなっている状況が有り、
そこまで意識して会員の増加には力を入れていない状況です。

■続きは第2回
 【6割以上が新規顧客。ひたすらに新規の獲得が必要な
  ストラップの最大の集客法は、「商品力」の強化】へ

掲載日: 2009年8月11日